以前に所属していたのは中堅SIer。電子カルテシステムのパッケージを国立病院や大学病院に提案、導入支援する主力事業でPLを担当していた。しかし、電子カルテシステムの普及が進むとともに市場の飽和が見え始め、他のSIerへの転職を検討。多彩な業界にアプローチできることが企業存続のリスクヘッジであるという考えと、様々な業種・業態へのシステム導入に携る経験を積める環境を望み、グローバルなトップパッケージであるSAP ERPの導入実績が豊富だったJSOLを選び、入社。
入社2年目にして、製造業A社のSAP導入案件に、最初から関わることができた。同プロジェクトでは、マスタチームのリーダーとして参加。業務のFit&Gap分析から、要件定義、システム設計、業務移行(現場導入)まで、導入までの一通りの工程を経験する。
ココがJSOL製造業C社のSAPのERP導入による基幹システム構築プロジェクトで、生産チームのリーダーとして参画。カットオーバー後も運用・保守のPMとなり、高度活用に務める。
ココがJSOL製薬D社のハードウエアのリプレイスおよびSAPのERPのバージョンアップ対応案件にPMとして参画。このプロジェクトはアプリ側がJSOL、基盤側が大手SIerのE社が担うというジョイント案件。PMの立場から通常の進捗マネジメントに加え、E社との調整作業に苦労を重ねる。
ココがJSOL食品会社F社の、SAP導入による基幹システム構築案件にプロジェクトリーダー兼、生産チームリーダーとして参画。新たな業種、新たな業態で実力を発揮した。
ココがJSOLJSOLに入社して以来、私は1度も転職を考えたことがありません。それは、やはり人間関係の良さがあるからなのでしょう。メンバー時代の私はその時々で、1段2段上の壁を乗り越える機会を持ったアサインがあり、隙間なくキャリアを積み上げてきました。当然、その壁は容易ではなく、楽もできません。しかし、当時の上司である課長も部長も事業部長も、部下をモチベートするのがとても上手い。最初は大変でも、終わってみると自分のことを考えてくれたアサインだったのだと、いつも思い至ります。ただ、キャリアを語る上で重要なのは上司だけではありません。同僚やチームとの横のつながりも欠かせません。担当プロジェクトでお互いに困ると、すぐに集まり、原因を究明して解決策を意見し合う。キャリアに悩んでいると「相談に乗るよ」と声をかけてくれる。その気持ちに何度か涙したこともあります。プロジェクトの課題に対しては解決に向けたベストな議論をし、部下や同僚の成長に対しては順調にキャリアの階段を登れる道を考える。顧客の成功と社員の成長に対して共に考え抜く、それがJSOL流です。課長となって「あの時のチャンスはそういうことだったのか」と上司や周りの人の思いをより実感しています。私もこれまで上司たちにしてもらったように、部下の成長を真剣に考え、他チームで何か問題が生じた際にはすぐに駆けつけるようにしています。この、育てられ、助けられた経験が、やがて育てたり助けたりする方に回るというJSOLならではのサイクルはこれからも受け継がれていく。それが、私のJSOLと共に歩む理由です。
グローバルで成功している企業の業務設計が集約されてテンプレートとなっているSAPのERP。そこに顧客企業の業務を上手くマッチさせつつ、一元管理できるデータを高度に活用する運用をしていかないと、ERP本来のパフォーマンスは見込めません。そこで、顧客志向を貫くJSOLでは、カットオーバー後の運用・保守の支援にも、かなりの力を入れています。この案件でも、データの見える化を図ってマーケティングや生産にかかるコストの分析が正確にできるようになったことなどにより、お客様から「JSOLに頼んで本当に良かった」と、高い評価を受けました。SAPのエキスパートを目指す身としては、貴重な経験を積むことができました。