世界標準のERPとして普及したSAPの「R/3」とその後継プロダクト「S/4HANA」。私は前職の大手SIerで、それらのアプリケーションモジュールを支えるミドルウェアコンポーネントの、「BASIS」の運用をコア技術にキャリアを築いてきました。様々なプロジェクトを経験し、BASISの運用について一定の自信を持っていた私が転職に踏み切ったのは、前職の環境ではBASISに関しては協力会社に依存することが多く、私の培った技術とその価値に対する評価も低いと感じていたからです。私はBASIS技術の市場価値は極めて高いという認識があり、私が望む技術がより評価され、伸び伸びと挑戦できる環境を求めたのです。
JSOLはSAPのBASIS分野の技術と実績において高く評価される存在であり、前職よりも高い給与が提示されたことから、申し分のない転職先でした。実際に入社してみると、BASISの技術者は前職の数名に対してJSOLは約30名ほど。新たな技術を学ぶ意識も高く、積極的に情報共有する環境に刺激を受けました。さらにありがたかったのは、プロジェクトへのアサイン方法。上司が、私の経験を軸に不足しているスキルを広めるアサインをしてくれたのです。入社後は、社内システム案件を担当し、SAPから離れてインフラ技術を幅広く身につけ、その後、小規模案件でBASIS構築の流れを習得。次に大手不動産の案件でSAP領域の基盤のサブリーダー。現在は大手消費財メーカーの基幹システム構築の基盤チームでサブリーダーを任されています。S/4HANAをフルモジュールで導入する大規模プロジェクトであり、それをプライムで請け負えるJSOLの底力を感じながら、この環境で基盤領域のスキルを強化し、マネジメントの実績を高めていきたいと考えています。
前職時代の私にとってJSOLは、手強いコンペティターという印象。SAP全般に強いSIerという業界内の評価でしたが、BASISの面も例外ではなく、入社して感じるのは検証環境や開発支援体系が確立され、技術に関するナレッジが豊富であること。これがJSOLの強さであると実感しました。また、上司やメンバーが気軽に話せる社風であり、お互いのことを理解した上で仕事を進められる。例えば上司が私の子育ての事情に理解があり、働き方を考慮してくれる。そのため私も、純粋に「上司のために頑張ろう」という気持ちを持てることもJSOLの魅力だと思います。