DIVISION INTRODUCTION

エンジニアリング事業本部

当事業本部について幅広く知っていただくために、事業本部概要、ソリューション&注力分野、トピックスまたは強み、導入事例、特徴・風土をご紹介します。

事業本部の概要

コンピューター上で物理現象をシミュレートする技術Coputer Aided Engineering(CAE)。JSOLエンジニアリング事業本部ではCAE技術を駆使してリアルワールドの物理をバーチャル上に再現し、実験の代替や削減、現象の分析能力の向上、製品開発リードタイムの短縮を通してお客様のものづくりを支援します。高度な数値解析技術、コンピューター上に物理を構築するモデル化手法、解析データの分析・エンジニアリングノウハウにもとづく次世代のものづくりに向けた提案をとおしてお客様とともに価値を創造していきます。

MISSION

構造解析、生産技術解析、材料・ライフサイエンス解析を中心としたCAEソフトウェアの開発力、利用技術、モデル構築力、現象の分析力などをもとに、お客様の様々な「ものづくりプロセス」に貢献する。製品設計から加工方法の検討、新規材料の開発まで、お客様の製品開発のあらゆるフェーズにおいて、CAEソフトウェアの開発・サポート・コンサルティングを通じて支援する。

ソリューション&注力分野

ソリューション

  • 構造解析ソリューション
  • 生産技術ソリューション
  • 材料・ライフサイエンス解析ソリューション

注力分野

構造解析分野

  • 大変形を伴う現象の解析(衝突解析、落下解析など)が最大の強み。樹脂複合材やアルミなどの新材料の高精度な解析、材料の破断等の物理現象の予測など、解析の高精度化を推進。

生産技術分野

  • プレス成形の現場では、製品の軽量化・高機能化にむけて新材料や新工法の適用が拡大しているなか、これらのニーズに応えるため、プレス成形のさらなる高精度化に向け、高精度材料モデルや解析パラメータ同定ツールなどのラインナップを提供。

材料解析分野

  • 深層学習等の情報科学技術を材料設計・材料開発に適用するMI(マテリアルズインフォーマティクス)ソリューションに注力。演繹的に現象を再現するアナリティクスと、帰納的にデータから推定を行うインフォ—マティクスの両輪で高分子材料・タンパク質の挙動を予測する。

TOPICまたは強み

30年以上にわたりCAEビジネスに携わり、技術力・経験値・ノウハウを積み上げてきた。自動車メーカーのお客様とはCAE黎明期からともに技術確立を行い、各社の立ち上げに深く関わってきた。JSOLの技術力は広く取引先に認知されている。CAEの立ち上げには専門家の支援が必要不可欠だが、長年の実績及び継続した技術開発等がお客様に認められ、当事業本部のソリューションが広く導入されている。

導入事例

特徴・風土

JSOLの財産は人であり、当事業本部は一人ひとりが高い技術を持ち、お客様の物づくりに貢献する姿勢を持ち、お客様の課題に取り組んでいます。オフィスは、大学の研究室のような雰囲気があり、就業時間中は比較的静かですが、技術的な議論やビジネス推進の議論は各所で行われています。

一言PR

ベンダーである当社のCAE技術者とユーザーのCAE技術者との大きな違いは、当社では解析テーマが限られていないことがあげられます。様々な解析テーマを担当でき、幅広いスキル・業界知識を得ることができます。CAEに本当に興味がある、という方の参加をお待ちしています。

事業本部長
MESSAGE

顧客に先駆けて新たな解析技術を取り込み、次世代のCAE市場を開拓していく。

写真1

宮地 岳彦

執行役員
エンジニアリング事業本部長

キャリアのスタートは、堅牢性が求められる原子力燃料容器の強度解析シミュレーションを行う技術者。その後、英国の世界的な建設コンサルタントへの駐在 で、自動車開発における衝突 ・強度解析の最新手法を学ぶ。帰国後に就いたのは、国内完成車メーカーおよびサプライヤー各社に最新の衝突安全性解析ソリューションを提供する技術部門のプレイングマネジャー。その後、CAE事業の拡大を牽引する営業部長を経て、現在に至る。

写真2

役割・目指すこと

顧客と開発設計上の課題を
共有し解析結果の価値を上げる

製造業を中心とした、顧客の製品開発をCAEソリューションで支援するエンジニアリング事業本部。CAEベンダーである我々は、顧客に提供するアプリケーションソフトウェアへの理解力や解析に関する理論的なバックグラウンドを擁します。それらに加えて、我々の強みであり、競合他社に対する最大のアドバンテージとなっているのが、実践的なサポート力です。我々は、他のCAEベンダーであれば踏み込まないような顧客の個々の開発案件に深く関わり、CAEに関するソフトウェア開発・サポート・コンサルティングを行っています。具体的には、まず顧客の製品開発の内容理解に努め、開発設計上の課題を確実に把握。この過程により、製品開発に最適なアプリケーションを選定し、その活用法を顧客に詳しく伝え、ポイントを押さえたシミュレーションを実行できるように導きます。その結果、顧客は抽出した解析データを適切に評価でき、開発を大きく前進させることになるのです。我々の実践的なサポート力は顧客から高く評価され、ハイエンド領域のCAEベンターとして重要な位置づけを担っています。しかし、CAEのニーズは自動車産業を中心にグローバルで急拡大。この機を見逃さず、JSOLを売上規模においても、CAEベンダーとしてのグローバルレベルでのシェア確立においても、大きく発展させることを目指していきます。

さらなる成長への取り組み

次世代市場でシェアを伸ばすために
新規ソリューションの開発に動く

世界のCAEニーズ拡大を牽引している自動車産業。この産業は規模が大きく、事故の際に乗員を守る衝突安全性能の競争が激化していることから、自動車開発のあらゆる場面にCAEによる 数値解析の普及が進み始めています。そこで我々は、この分野を事業開拓におけるメインターゲットに据え、さらなる事業拡大を目指しています。我々のCAEソリューションは、国内完成車メーカーのすべてに導入されています。しかし、既存顧客の開発部門の隅々まで進出できている訳ではありません。むしろ顧客内に新規使用の可能性を持った開発部門が数多く残っており、市場拡大のチャンスは膨大です。そのチャンスを獲得するために何よりも重要なものは、次世代製造技術やパワートレーン の変革を捉えて、新しい材料や構造に対する有効なCAEソリューションをいち早く確立し、顧客からCAEベンダーとしてのさらなる信頼を勝ち取ることです。例えば 少数のアルミ車体部品を鋳造で一体化してつくるギガキャストなど、自動車産業ではしばしばそれまでの標準技術を塗り替えるイノベーションが起きます。我々がその変革を先取りしながら解析技術を迅速に提供することで、世界中の自動車産業がJSOLのCAEソリューションの導入を急ぐことになるはずです。このように、我々は鋳造技術を専門とする金属加工企業や材料のアルミニウムを製造する金属メーカー等へと緊密な関係を構築。最新の材料トレンドや構造技術に対する解析技術の確立に向け、自動車メーカーからの相談や支援依頼が寄せられる前に、精力的に取り組み始めています。

求める人財

刺激的な環境で自らを磨き続け
顧客の開発パートナーとなる方

上記のギガキャストへの対応ケースで見られるように、顧客のニーズを先取りし、ニーズが顕在化した時点で最適なソリューションを提供するJSOLのCAEエンジニア。このような先駆的な動きを行うには、CAE にかかわる数値解析の理論的なバックグラウンドに加え、次世代の金属加工技術や最新の設計手法に至るまで幅広い知見が必要になります。また、衝突安全基準など、海外各国の自動車関連の法規に関する最新の知識も求められます。さらに、自動車産業以外でも、ロケット開発が活況を呈する航空宇宙産業や、莫大な数の製品を世界中に供給する情報家電産業も我々の今後の重要顧客であり、これらの産業特有の技術知識も獲得していかなければなりません。ゆえに我々には、顧客と密に接しながらCAEソリューションを提供していくスタイルを通して、最新の知見を獲得し続ける人財、並びにCAEソリューションの新規市場開拓にも取り組む意欲を持った人財がますます必要となっているのです。キャリア採用で採用したいのも、以上のように自分を磨き続け、様々なテーマに果敢に挑戦し、幅広い顧客の製品開発に貢献をしたいという「気概」を持った方です。あなたがそうしたタイプならば、JSOLは刺激と成長機会に溢れた環境です。CAEソリューションの最先端を走るJSOLでスキルを磨き、JSOL自体を牽引する存在になる。そんな活躍をあなたに期待しています。

写真3