DIVISION INTRODUCTION

JMAGビジネスカンパニー

当事業本部について幅広く知っていただくために、事業本部概要、ソリューション&注力分野、トピックスまたは強み、導入事例、特徴・風土をご紹介します。

事業本部の概要

JMAGビジネスカンパニーでは、電気機器設計のための有限要素解析(FEA)ソフトウェア『JMAG』の開発・サポートおよびライセンス販売を一手に手掛けています。その歴史は40年前にさかのぼり、低周波の電磁場解析分野では国内トップシェアを占めております。 さらに国内では数少ないCAE分野での独立系ソフトウエアベンダーとして、グローバルにビジネスを展開。電気機器設計に関する解析に特化したソフトウェアとして、海外の大手CAEベンダーの追随を許さない、「最新かつ最高峰の価値」を提供しています。

MISSION

「JMAG(*)」の開発と販売・サポートを通じて、お客様が求める価値=『精度よく、高速に、使い勝手よく、物理現象を解ける』を提供し続け、電気機器設計の新たな未来を創造します。 (*)※JMAGはJSOLが開発した、電気機器製品(モータ、発電機、変圧器、ソレノイド、アクチュエーターなど)の設計・開発のためのシミュレーションソフトウエアです。

ソリューション&注力分野

アプリケーション

  • モータ、発電機、変圧器、ソレノイド、アクチュエーター 等

注力分野

近年、特に、HV・PHV・EV用駆動モータの設計・開発への適用が拡大しており、この分野で世界的なデファクトツールとなるよう事業を推進しています。また、主流となりつつあるモデルベース開発への対応(JMAG-RT)、AIとの連携も積極的に進めています。

TOPICまたは強み

  • 電気機器に関わる世界トップ企業から要請される、世界最高水準の要求を的確につかみ、ソフトウエアとして素早く実装することにエネルギーのすべてを注いでいます。このため、電磁場解析という専門的な知見は当然のことながら、IT技術者としても高度なスキルが必要不可欠となります。当事業本部のメンバーは学術的な専門家集団であると同時に、高度なスキルをもったIT技術者の集団として、世界最高水準の要求に応えていることが、他社優位性の源泉と自負しています。

導入事例

特徴・風土

競争相手は世界。JMAGは電磁場解析分野で国内トップシェアを占めているだけでなく、世界中でもシェアを拡大しています。そのため、当事業本部ではグローバルの競争をどう勝ち抜くのか、開発者、エンジニア、マーケティング、バックオフィスのプロフェッショナルが一体となって取り組んでいます。常に高みを目指すお客様の要求を上回る「価値」を提供すべく、新機能の開発と販売、サポートを実施しており、年齢や性別、国籍に関係なく、より高い技術力を持つ人財に成長のチャンスが与えられる風土があります。

一言PR

レッドオーシャンに敢えて飛び込み、果敢にチャレンジし、常に最高峰を目指し続けることが、JMAGと自身の成長につながると信じています。厳しい環境で切磋琢磨し、開発者・エンジニアとして超一流を目指しましょう。

事業本部長
MESSAGE

JSOL独自開発の国産CAEソフト「JMAG」で国産CAEソフト「JMAG」で世界のEV開発を進化させていく。

写真1

田中 保彦

株式会社JSOL
JMAGビジネスカンパニー 執行役員

1988年入社。キャリアは新聞社のグローバル編集システムの開発・保守から始まり、次に大学・大手企業内のネットワークの企画・営業・構築までを完遂。それからは、セキュリティ事業の立ち上げ、自治体向け統合基盤開発ではPM、ITコンサルティング部門の担当部長、経営企画部グループマネジャーを次々に担うなど、重要かつ多彩な役割を果たしてきた。そして2017年からは、JMAGの開発・販売を主軸とする事業部門であるJMAGビジネスカンパニーの最高執行責任者を務める。

写真2

役割・目指すこと

電動化へ舵を切った
自動車産業に
最重要ツールを提供していく

JMAGビジネスカンパニー(JBC)は、その名称が示す通り、JMAGというJSOLオリジナルソフトウェアの開発と販売を行う事業部門です。JMAGは電磁場解析のシミュレーションを担うソフトであり、このアプリケーション領域において、世界中の多くのお客様に活用いただいています。近年は電動化に大きく舵を切った自動車産業において需要が急速に拡大しました。電磁場解析ソフトは、従来は、例えばモーターなどを試作した後に起きる物理現象の解析といった狭い範囲で使用していたのですが、試作の前段階でもシミュレーションを多用するようになり、近年では、設計業務全般へ適用場面が広がってきました。そのおかげで、JBCの業績はここ数年連続して右肩上がりとなっています。
我々はこの好業績に満足せず、ニーズが急拡大し続け、コンペティターとの競争が激しいグローバルなEV産業の市場をメインターゲットに置き、特に世界のトップ企業とされるお客様での利用者拡大を図っています。既に国内では完成車メーカー全社およびTier1と呼ばれる車載機器メーカーの大多数に導入済ですが、米国の主要完成車メーカーにおいては、いくつかのメーカーで電磁場解析におけるメインツールの地位を確立したにすぎません。また、欧州でも、いくつかの高級車メーカーでの導入が始まったばかりであり、北米・欧州市場でお客様を伸ばしていくことが世界トップ企業すべてに導入いただくというポジションを確かなものにすると考えています。もちろん中国や韓国など他の地域でも、同様のポジションを獲得すべく努力しています。
しかし、仮に成長市場であっても手を打ち続けなければ、世界トップ企業のユーザーは拡大できません。我々は世界全域を対象とするマーケティング活動を通じて新たなJMAGユーザーを獲得するために、解析精度や処理速度、付加機能等に関する性能向上を果たすことで市場をリードし続けています。

さらなる成長への取り組み

JMAGの価値を知る
既存ユーザーが世界中でPR

グローバル市場でユーザーを拡大していくために我々が注力しているマーケティング活動は、世界各地で開催しているユーザーカンファレンスです。このカンファレンスでは既存ユーザーにJMAGを活用した事例を紹介いただくとともに、JMAGに関する最新の情報を紹介し、我々の描くビジョンや開発側の熱い想いを伝えています。
カンファレンスに出席した既存ユーザーはJMAGの性能や使いやすさを再確認し、新たな使い方やさらなる利用価値を学ぶことで、JMAGに対する信頼感をさらに高めていただいています。そしてカンファレンスで得た情報を自社へ持ち帰り、社内にシェアされることでJMAGの認知が広がっていく役割も担っています。こうして我々は、エンジニア同士の評判/クチコミを通して、新規ユーザーを着実に増やしてきました。
一方で、電磁場解析のみならず、電気機器製品の設計に必要な冷却のための熱解析や構造解析といったソルバー(計算モジュール)の組み込みを独自に行っています。また、並列処理等のソフトウェア技術を駆使して、年に3回のバージョンアップの都度、解析精度や処理速度に関して性能向上を続けています。こうしたJMAGの絶え間ない進化があるからこそ、その進化のメリットを享受したお客様の口コミが広がり、話題になることで新たなユーザーが広がるという、我々のマーケティング戦略が可能になるのです。

求める人財

世界トップのポジションで
壁を乗り越えていく人財に期待

電磁場解析ソフト市場で世界トップを走る我々が必要としている人財は、EV開発の最前線から寄せられる高度な要求に応える気概を持ったエンジニアです。また、技術的にも最先端であることから、周囲に模倣できる技術はなく、ユーザーから常にイノベーティブな開発や技術サービスが求められます。
具体的には、主に次の3つの機能を担う人財です。まずは、プリ・ポスト処理といわれる3D表示などのUXの性能や機能の向上を図っていく開発者。次に、JMAGの計算機能を拡大していくために電磁場や構造、熱といった物理現象を数値解析するソルバーのアルゴリズムを表現できる開発者。そして、JMAGの応用事例の作成といったプロモーションツールの作成や、導入前後の支援等を行う解析エンジニアです。いずれかのスキル/経験/ノウハウを持ち合わせた、意欲の高い方にぜひお越しいただきたいと考えています。
これまでにCAE領域で開発やサポート職を経験している方であれば、グローバルで高い競争力を持つJMAGの開発やエンジニアリングを通じて、刺激的な活躍ができるでしょう。なお、JBCではCAE経験者のみに限っている訳ではありません。他のIT分野のソフトウェア開発者やエンジニアの方の参加にも期待しています。
JMAGは世界で通用する数少ない国産パッケージソフトの一つです。グローバル市場の先頭を走りながらトップメーカーの高度な要求に応え、メイドインジャパンの自社製品を世界に広げていくダイナミックな経験は、他では得られないはずです。グローバルな自動車産業を大きく進化させていくJMAGに深く関わり、世界で活躍する醍醐味を私たちと一緒に感じてみませんか。

写真3