1992年日本総合研究所入社。金融系顧客を対象とするシステムエンジニアとしてキャリアをスタートする。その後、新規ビジネス開拓業務、中央官庁出向を経て日本総合研究所の人事部門で採用・労務等の人事業務に従事。2006年にJSOL設立準備にも深く関与する。2015年に人事を離れ、西日本ビジネス事業部、経営企画部、流通・サービスビジネス事業部、エンジニアリング事業本部の部長職を歴任。2021年より現職。開発現場から事業推進、事業部統括、人事全般の幅広いキャリアを歩む。
JSOLは多数の大手クライアントの案件にプライムの立場で参加し、高い顧客満足度を得ています。その背景に、SI(システムインテグレーション)とCAE(数値シミュレーション技術)の事業それぞれの強みがあります。まず、SIに関しては、コンサルティングから設計、開発、運用・保守に至るシステムのライフサイクル全域を一気通貫してカバーする対応力を持ち、「JSOLに任せたら、最後まで責任を持ってやり遂げる」という評価を確立しています。特に、医薬・食品・消費財・放送・金融などの業界においてはビジネス慣行を熟知し、IT導入の先頭に立つ企業の核となる多数のプロジェクトに関わってきました。
一方、CAEでは、自動車・電機・素材の各メーカーに最先端のシミュレーションプロダクトと技術ノウハウをベースとしてカスタマーサービスを提供し、お客様の製品開発の高度化・効率化に寄与しています。
今後はそうした実績と信頼を土台に、お客様から同業他社へ推奨いただくケースを拡大し、持続的な成長を図っていきます。
JSOLの社員は、誰もがお客様をいち早く成功に導く「価値共創」の意識を強く持っています。そのために必要な社会・産業・経済の未来を照らすインテリジェンスが、日本総合研究所のシンクタンク由来の文化を引き継ぎ、社員一人ひとりに備わっているのです。
私たちは単にシステムを開発するのではなく、お客様のビジネスを行う業界が世界的にどの方向に進み、行政を含めて国内の市場がどう変わっていくのかを見据えて、その中でお客様のあるべき姿をITで実現しています。つまり、お客様のビジネスがどう花開くのかをお客様と共に考え、新しいことに挑戦できる会社です。
私たちのキャリア採用では、ITスキルそのものだけではなく、そうした場で「自分の力を試したい!」という気概があり、お客様との共創ができる方をお迎えしたいと考えています。
JSOLのキャリアは、個人と会社の成長を目指し、領域のスペシャリストであるプロフェッショナル職と組織マネジメントを行うマネジャー職の『複線型人事制度』を用意しています。2021年4月からプロフェッショナル職の役員に相当するフェロー制度を導入し、スペシャリストと組織マネジメント双方でビジネス戦略を強化する人財制度を整えています。
こうして社員の意欲やキャリアを引き出した結果、3年連続で「GPTW*ベストカンパニー」に選出されており、「働きやすい会社」を超え、真に「働きがいのある会社」に移行しているのです。
*GPTW:Great Place to Work®は、「働きがい」に関する調査・分析を行い、一定の水準に達していると認められた会社や組織を各国の有力なメディアで発表する活動を世界約60カ国で実施している専門機関。
もう一つ、お客様との価値共創に欠かせないのが、新たな価値の創出を引き寄せるイノベーションです。この重要なイノベーション活動を、一部のチームに限定していません。JSOLには社員起点で何かを始める風土があり、JSOLの5年後のあるべき姿、どんな会社を目指すのかを示す「JSOL VISION」は各現場から選出されたメンバーで創りあげました。イノベーション推進活動も同様で、例えば法人ビジネスイノベーション事業本部のイノベーション活動である「法人みらい会議」は、事業本部の社員であれば誰もがテーマを提案することができます。またCAEの部門では、新たなビジネス立ち上げに向け大阪大学との産学連携の共同研究講座がスタートしています。
JSOLは、社会に必要なイノベーションは、お客様との共鳴・共感・理解があってこそ創り上げられると考えています。JSOLが目指すのは、お客様に寄り添って大きな貢献を成し遂げたいと願う人財の集合体であり、そうした方であるならば、JSOLは「社員の想いを満たす会社」と言えるのです。
私は日本総合研究所とJSOLで計30年在籍してきました。その間、様々なチャンスをいただき、多彩な経験を得て、今日のキャリアを築くことができたと思っています。現場の開発経験は元より、中央官庁への出向、ジュニアボードメンバー(若手社員で構成する経営への提言チーム)への参画、新設会社の立ち上げなど、どの経験も今の視座の獲得には不可欠なものでした。そうした経験を持っているからこそ、執行役員HR本部本部長としてJSOLの社員には自らを成長させるチャンスや場をふんだんに提供していきたいと考えています。
私のJSOLでの残された期間に、JSOLの次の30年を牽引していく人財を、1人でも多く育む環境づくりを推進していきます。